夜空に「ドーン」と1000発/宮古島夏まつり
花火ショーでフィナーレ
宮古島夏まつり2018(主催・同実行委)のフィナーレを飾る花火ショーが22日夜、開催された。打ち上げ場所の近くには、市民や観光客らが大勢詰め掛け。夏の夜空を彩った1000発の花火を楽しんだ。
花火は午後8時すぎから約20分間、トゥリバー地区から次々と打ち上げられた。
花火は「シュルシュルシュル」と空高く飛んだ後、「ドーンドーン」「ドドドドドーン」の大音響とともに夜空に大輪の花を咲かせた。
心配された天気もなんとか持ち直し、観覧場所のパイナガマ海空すこやか公園では、仲間同士でビールを片手に大迫力の花火を鑑賞したり、家族連れで「うわーきれい」などと歓声を上げたりした。
座喜味彩羽さん(宮高3年)は「宮古島でこんなにたくさんの花火が見られて、とても良い思い出になりました」、友人の山城琴音さん(同)は「これから本格的な受験勉強に入るので、その前に素敵な花火が見られて本当に良かった」とそれぞれ笑顔だった。
車の中から子供と一緒に見たという50代の男性は「子供が『たまやー、かぎやー』と叫んで喜んでいた。迫力があり見に来て良かった」と話した。
夏まつりでの花火ショーは初の試み。サンヨウ(本社・広島県)が創業60周年を記念し「宮古島の子供たちに夢を」と企画した。創業者は城辺七又出身の故大城清さんで、現在は次女婿の松岡洋次郎さんが代表取締役となっている。