興南、2年連続優勝/高校野球沖縄大会
強打の糸満を2安打完封
【那覇支社】夏の甲子園出場を懸けた第100回全国高校野球選手権記念沖縄大会は23日、沖縄セルラースタジアム那覇で決勝が行われ、興南が糸満を5ー0で破り、2年連続12度目の夏の甲子園出場を決めた。
先攻の興南は二回、先頭打者の比嘉龍之介が右越え三塁打で出塁すると、続く遠矢大雅の左越え適時二塁打で先制。五回には、1死二、三塁の好機に比嘉龍の左前適時打、続く遠矢の犠飛で2点を追加し3ー0とリードを広げた。
八回にも、里魁斗が四球を選び出塁すると、続く根路銘太希の中前打と相手の失策などでさらに2点を追加して試合を決めた。
投げては、先発の宮城大弥が直球と両サイドに投げ分ける投球で、強打の糸満打線を六回2死まで無安打パーフェクトに抑えるなど、打者27人に対して2安打8奪三振の好投を見せた。
全国選手権大会は8月2日に抽選会を行い、5日に開会式を行う予定。
我喜屋優監督の話 宮城と遠矢の2年生コンビが良く頑張ってくれた。これからの自信になる。甲子園には魔物がいるので、足元をしっかり固めてやれば、全国でも戦えると思う。チームとして成長した。
仲村匠平主将の話 練習はどのチームよりやってきたと思う。その自信を胸に甲子園では、楽しんで今までやってきたすべてを対戦相手にぶつけて勝ちたい。
宮城投手の話 甲子園では目の前の一戦を大切にして優勝を目指したい。自分たちの野球をすれば勝てると思う。
興南
010020020ー5
000000000ー0
糸満
(興)宮城ー遠矢
(糸)金城龍ー大城勇
▽三塁打=比嘉龍(興)
▽二塁打=遠矢、仲村(興)