クルーズ船拠点整備へ支援要請/下地市長が謝花副知事に
【那覇支社】宮古島市の下地敏彦市長は24日、県庁に謝花喜一郎副知事を訪ね、平良港で進むクルーズ船拠点整備に対して支援を求めた。要請後、下地市長は記者団に対し「(副知事から)力強い支援をいただけるという(趣旨の)発言があった」と述べた。
下地市長によると、要請では、謝花副知事に対して「平良港は(国土交通省から)クルーズの拠点港に認定されており、14万㌧級のクルーズ船が接岸できるよう、2年後の完成を目指して進めている。しっかりした形で進めないとクルーズ船に十分な対応ができない。計画通りに進めたいので、県の支援をお願いしたい」と求めた。
謝花副知事は「沖縄県全体の観光を引き上げているのは、クルーズ船だ。宮古に対しても大型クルーズ船が来ることができるように支援するのは当然だ」と応じたという。
国土交通省は昨年1月、平良港や本部港など国内6港を「官民連携による国際クルーズ拠点」に選定。クルーズ船運航会社の資金も活用した施設整備を目指している。
平良港は14万㌧級の大型クルーズ船が寄港可能にするよう計画しており、供用開始は2020年4月の予定。
内閣府沖縄総合事務局も、今年3月に公表した同事務局開発建設部の2018年度主要事業と予算で、平良港国際クルーズ拠点整備事業に25億6000万円を計上している