絵や詩に平和の願い/平良庁舎
入賞作品70点を展示/児童・生徒メッセージ展が開幕
第28回「児童・生徒の平和メッセージ展」(主催・県)の開会式が31日、市役所平良庁舎1階ロビーで行われた。関係者がテープカットを行い開幕を告げた。県内の小中高生の平和をテーマにした絵や詩の入賞作品70点が展示されている。9日まで。表彰式は20日に県庁で行われる。
式には、県平和祈念資料館の原田直美館長、下地敏彦市長、市教育委員会の宮國博教育長のほか、中学校図画の部で最優秀賞に選ばれた池間暖さん(砂川中3年)ら宮古地区の入賞者が出席した。
原田館長はあいさつで「入賞した児童生徒の皆さんにはこれからも平和をつくり、守るために行動できる人になってほしい」と呼び掛けた。
下地市長は「宮古からも多くの作品が入賞した。展示期間中、多くの市民が訪れて作品に触れることを期待している」と述べた。
図画部門に入賞した児童生徒が、作品に対する思いを発表。詩部門で優秀賞に輝いた宮古高校3年の與那覇ももさんが「未来へ」と題した詩を朗読した。
今回のメッセージ展には、宮古を含む県内各小中高校から2447作品の応募があり、うち宮古からは8作品が入賞した。
中学生の図画の部で最優秀に輝いた池間さんの作品名は「受け継ぐ思い」。審査講評では、命のバトンをつなぐイメージが中央でしっかりと握られた手で表現されていることなどが高く評価された。
宮古地区の入賞者は次の通り(敬称略)。
【図画の部(中学校)】▽最優秀賞=池間暖(砂川中3年、「受け継ぐ思い」)▽優良=西川耀渚(同、「平和の幕開け」)▽佳作=友利綺良(鏡原中1年、「涙から生まれるもの」)
【詩部門(小学高学年)】▽佳作=恩河芽李(北小6年、「願い」)
【同(高等学校)】▽優秀=與那覇もも(宮高3年、「未来へ」)▽優良=前里美優(同、「七十三年前」)座喜味彩羽(同、「まぶたの裏に」)▽佳作=砂川亜美(同、「私の望む世界」)