知事選向け、保守系の一本化確認/佐喜真氏と安里氏が会談
【那覇支社】11月18日に予定されている県知事選に向け31日、自民党県連などで構成する選考委員会の出馬要請を受諾した宜野湾市の佐喜真淳市長(53)と、既に出馬表明しているシンバホールディングス会長の安里繁信氏(48)による会談が、那覇市で行われた。自民県連の國場幸之助会長らも同席し、保守系で候補者を一本化することを確認した。
会談後、國場会長、佐喜真氏、安里氏は記者団の取材に応じた。國場会長は、「県政の奪還、新しい沖縄を創る、そのためには保守中道勢力の一本化が必要だと確認した。安里氏からも、心を一つにして頑張っていこうという前向きな発言があった。非常に意義のある重要な一歩になったと確信している」と述べた上で、佐喜真氏に一本化されるとの見通しを示した。
佐喜真氏は、「県連が中心となり、県政奪還に向けて、(安里氏と)互いが納得できるような環境づくりに努めていけるのかなと思う」と語った。
一方の安里氏は、「一本化しようという方向感の擦り合わせができた。(誰に一本化するかは)これから。その具体的な話は出なかった。(自身の出馬に向けた)方針は、まだ変わっていない。双方、支持者がいるので、そこが納得する形で持って行かなくてはならない」と、今後も一本化に向けた協議の継続が必要との見解を述べた。