小学生39人が参加/気象の仕組み学ぶ
気象台で「お天気フェア」
宮古島地方気象台(松田博之台長)は4日、同気象台で「『お天気フェアin宮古島』~ぼくもわたしも予報官~」を開催した。夏休み中の小学生(4~6年)39人が参加。台風が発生する条件など気象の仕組みを学んだり、天気の予報や解説をする1日予報官の気分を味わったりした。
このイベントは、気象台の業務を見学・体験することで、自然科学への好奇心を育み、防災意識の高揚を図ることを目的に実施された。
子どもたちは、雲の発生や降雨のしくみ、竜巻や台風などが発生する気象現象、これらを予測する予報の概要、地震・津波を含めた自然災害から身を守る方法を学んだ。
市エコアイランド推進課の友利沙綾さんは「太陽光や風力などのエネルギーは再生エネルギー。その再生エネルギーを取り入れれば、石油は使わなくてもいいし、二酸化炭素も出さない」と説明した。
同気象台地震津波防災官の崎浜秀晴さんは、昨年1年間で沖縄付近で起きた地震は約1万7000回だったことを紹介し「緊急地震通報がある時は慌てずに身を守る。津波の場合は早く海岸から離れ、高い所や大きな建物の上へ避難すること」などと呼び掛けた。
技官の松尾有希子さんは、雲の種類や雲のでき方などを分かりやすく教えた。
参加した高良碧さん(6年)は「気象についてたくさん学んだ。とても良かった」と話した。
参加した一人一人に、松田台長からそれぞれの誕生日の天気図が記念として贈られた。