04/08
2025
Tue
旧暦:3月11日 先勝 丁 
政治・行政 産業・経済
2010年12月8日(水)9:00

「畜舎入り口消毒の日」設定/宮古家保

韓国の口蹄疫発生受け


記者会見し消毒の徹底を呼び掛けた慶留間所長(左)=7日、宮古家畜保健衛生所

記者会見し消毒の徹底を呼び掛けた慶留間所長(左)=7日、宮古家畜保健衛生所

 韓国での口蹄疫発生を受けて宮古家畜保健衛生所(慶留間智厚所長)は、毎月20日を「畜舎入り口消毒の日」に設定し再度、防疫体制を引き締める。県内に先駆けた同所独自の取り組み。7日記者会見した慶留間所長は「国内のいつどこで発生してもおかしくない状況。危機感を持って、消毒を徹底してほしい」と呼び掛けた。


 消毒の日の「20日」は、宮崎県で発生した4月「20日」と合わせた。踏込消毒槽の設置や、汚れた消毒液の入れ替え、車両が出入りする畜舎前への消石灰(消毒剤)散布など、月に1回、農家に消毒徹底の確認を促す狙いがある。「消石灰の在庫のない農家は、家畜保健衛生所(電話72・3321)に問い合わせを」と話している。

 韓国での口蹄疫は、今年1月に発生し、6月にいったん終息。11月26日に再度発生した。

 6日現在、30件の発生が確認され、爆発的に拡大している。殺処分頭数は、7万頭超に上っている。国は蹄が二つある牛や豚など偶蹄類動物の肉や、稲わらの輸入を禁止した。

 口蹄疫は、牛や豚などがかかる伝染力の強い伝染病。発熱や食欲不振が見られ、よだれを流し、口や蹄、乳房に水ぶくれができる。罹患動物は殺処分される。

 侵入防止対策として①踏込消毒槽を設置して畜舎に出入りする人の長靴を消毒する②畜舎への部外者の出入り制限③農場に立ち寄る車の消毒④口蹄疫が発生している国への渡航はできるだけ控える⑤口蹄疫を疑う症状があれば家畜保健衛生所に通報-などを示している


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年4月5日(土)9:00
9:00

ハート岩「恋人の聖地」に

ドイツ村、観光スポット期待/南西楽園   南西楽園リゾート(髙橋洋二会長)は4日、うえのドイツ文化村でハート岩「恋人の聖地」選定記念セレモニーを行った。パレス館前にある岬から西側にある岩が、ハート型に見えることから、岬の先端に「愛の鐘」と「ハート型モ…

2025年3月30日(日)9:00
9:00

きょう開業6周年

空の玄関口の一つに/下地島空港ターミナル   みやこ下地島空港ターミナルはきょう30日、開業6周年を迎える。開業以来、宮古の空の玄関口の一つとして、多くの市民や観光客に利用され、2024年度は韓国ソウル(仁川)線の新規就航などを追い風に、利用者は過去…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!