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2018年8月9日(木)8:58
防衛局、聴聞期日応諾へ/辺野古承認「撤回」手続き
【那覇支社】米軍普天間飛行場の辺野古移設をめぐり、埋め立て承認「撤回」前に県が行う聴聞手続きについて、防衛省はきょう9日の期日に応じる方針を示した。小野寺五典防衛相が会見で「当該期日に向け、所要の作業を加速する」と語った。
聴聞手続きについては、県が7月31日、沖縄防衛局に対して期日を8月9日にすると通知。6日には、来月3日以降に実施することを求める防衛局からの申し出を拒否していた。
防衛省のホームページによると、小野寺防衛相は7日の会見で「県側の理解が得られなかったことは誠に残念と思っている」とした上で、「作業を加速する」と述べ、県が指定した期日に応じる考えを示した。
一方で、聴聞に防衛局職員が出頭するかについて、小野寺防衛相は「行政手続法では、出頭するか、これに代えて陳述書等を提出することができると承知している。検討の上、適切に対応したい」と述べるにとどめた。