食中毒の防止呼びかけ/宮古保健所
食品衛生月間でキャンペーン
8月の食品衛生月間に合わせ、宮古保健所(宮里義久所長)は8日、市内のサンエーショッピングタウン宮古食品館(南風原正次店長)で同月間キャンペーンを実施した。宮古総合実業高校の2年の下地ネオン君と川満真綾さんが「一日食品衛生監視員」に委嘱され、店内の監視やチラシ配布を行い、食中毒の防止を呼び掛けた。
県では、食中毒事故の防止と食品の衛生管理の向上を図るため、食品関連事業者や消費者に対し、食品衛生思想の普及・啓発、食品に関する情報提供の推進を図ることを目的に実施している。
開会で、宮里所長(代読)は「食の安全・安心の確保を図り、前年度から引き続き、食中毒発生ゼロを目指していく」と強調した。次いで県食品衛生協会宮古支部の砂川靖夫支部長があいさつした。
食品衛生監視員の2人はたすきを掛け、店内の衛生管理の状況などをチェック。南風原店長が豊富な商品の衛生管理を詳しく説明した。
監視後、下地君は「営業施設はそれぞれ十分な大きさで、明るく、換気もよく、虫なども見当たらず清潔だった。弁当・総菜などの期限・製造者の表示は適切である。また冷蔵庫や冷凍庫は衛生的で食品の温度管理もされている」と講評した。
その上で「徹底した衛生をしていることが、今回知ることができた。このような貴重な体験ができたことをうれしく思う」と感想を語った。
南風原店長は「安全・安心の食品を提供するのが第一である」と強調した。