宮古選抜、3連覇へ王手/離島甲子園
きょう佐渡市選抜と決勝
「離島甲子園」第11回全国離島交流中学生野球大会は9日、鹿児島県種子島で準決勝までを行った。宮古島市選抜の宮古島アララガマボーイズは準々決勝で鹿児島の奄美市選抜、準決勝では長崎の壱岐市選抜を下して決勝に進んだ。10日の決勝は3連覇を懸けて新潟の佐渡市選抜と対戦する。
アララガマボーイズは大会初日の8日に続いて投打がかみ合った。準々決勝は初回に4点、二回にも大量5点を奪って圧勝。11-3で準決勝に駒を進めた。
準決勝では、これまでの4試合を通じて初めて先制される展開を強いられたが慌てることはなかった。
1点ビハインドで迎えた四回、1死一、二塁の場面で5番國吉昂大(平良)が左前安打を放ち同点に。この後1死満塁の好機をつくると7番狩俣新(砂川)が中前安打で走者2人を生還させて逆転に成功した。
この後は2番手でマウンドに上がったエースの新里勇人(平良)が力投。反撃に遭いながらも要所を締めて3-2の接戦を制した。
前日に続き、この日も18人全員を使った砂辺正人監督は「準備期間が短くて心配だったが、試合を積み重ねるごとに生徒たちは成長している。見ていて本当に頼もしい」とたたえた。
決勝に向けては「ここまできたら、3連覇を達成して帰りたい。チームの雰囲気はとても良いので期待できる。決勝も全員野球で勝ちにいく」と話した。
10日の決勝は、種子島宇宙センター敷地内に特設する球場で行われる。