アララガマボーイズ準V/佐渡市選抜に1対2惜敗
離島甲子園
「離島甲子園」第11回全国離島交流中学生野球大会は10日、鹿児島県の種子島宇宙センターの特設球場で決勝を行い、宮古島市選抜の宮古島アララガマボーイズは新潟県の佐渡市選抜に1-2で敗れ、準優勝だった。3連覇は阻まれたが、3大会連続で決勝に進出する活躍を見せた。
アララガマボーイズは初回に1点を献上すると、二回にも加点を許して追いかける展開を強いられた。
反撃は三回。四球で出た走者が相手のけん制悪送球で進塁すると、続く打者の内野ゴロの間に1死三塁とした。この場面で2番の國仲孝人(平良)が左前安打を放ち1点を返した。
だが、この後は自慢の強力打線が沈黙。散発2安打に抑えられて敗戦し、目標の3連覇を逃した。
主将の宮国明也(上野)は「準優勝できたことはうれしいが、3連覇を達成できなかった悔しさの方が大きい」と話した。
ただ、野球を通して全国の離島の中学生と交流を深められたと言い「これからの野球人生で生かしていきたい」と収穫を語った。
チームを率いた砂辺正人監督は「相手のピッチャーが良かったということもあるが、打てなかったことが敗因になった」と決勝戦を振り返った。それでも「準備期間が短い中で生徒たちはよく頑張ってくれた。ここまで勝ち上がったことをたたえたい」と話した。