優しい里親募集/アニマルレスキューチーム
初の子犬子猫譲渡会/正しい飼い方も指導
宮古島アニマルレスキューチームなどが主催する「第1回子犬子猫譲渡会」が12日、来間島の集落入り口にあるBangs1-2cafeで行われた。
午前11時のスタートから多くの親子連れらが訪れ、大切にしてくれる飼い主を求める子犬、子猫と触れ合った。
また、スタッフから譲渡までの流れと正しい飼い方についての説明も受け、動物たちの命に責任を持って飼うことの意味を学んでいた。
今回の譲渡会について、主催者では「きょうすぐに持ち帰ることはできない。大切に飼ってもらうために正式譲渡までにはいろいろと確認する作業もある。今後も島内で譲渡先を確保するためにも、この譲渡会は継続して開催していきたい」と述べた。
譲渡までの流れは、まずは譲渡を求める希望者が申し込みを行う。スタッフが申込者の自宅にうかがって、飼育場所の確認(主に逃走防止対策)とアドバイスを行う。
さらに、お試し期間として1週間から10日程度、トライアル飼育を行い、飼えるかどうかの判断をさせ、トライアル終了後に最終確認を行い、問題がなければ正式譲渡となる。
正式譲渡の際には、譲渡同意書を交わし、里親は立て替え医療費の支払いと避妊・去勢手術代の預かり金を支払う。
子犬の場合、立て替え医療費は6000円。避妊・去勢手術用の預かり金は雄が1万円、雌が2万円。
子猫の場合、立て替え医療費8000円。避妊・去勢出寿費用の預かり金が雄5000円、雌が1万円となっている。
主催者では、里親に対して▽飼い主登録・狂犬病注射▽避妊・去勢出術▽放し飼いをしない▽必要な医療を受けさせる-などを求めている。
同チームは、県宮古保健所に収容された野犬や迷い犬、飼いきれずに持ち込まれた犬を保護し、インターネットなどを活用して全国に新しい飼い主を求める活動を展開している。