伊高、2年連続全国3位/パソコン技能競技大会
第32回全国パソコン技能競技大会(主催・日本情報処理検定協会)が12日、愛知県名古屋市の名古屋学院大学で行われ、沖縄県代表の伊良部高校が団体の部で2年連続となる3位に入賞した。個人成績では源河玲奈さんと下地生吹君がそれぞれ正確賞に輝いた。13日に帰島した生徒を父母や学校関係者が出迎え、全国3位の栄誉をたたえた。
伊良部高校は、源河さんと下地君のほか國吉日和さん、池田鈴さん、譜久村成海君の5人。競技部門は情報処理技能で、全国から23校140人が参加した。
同部門の競技では、与えられた課題に従って表計算を行い、正確性と速さを競う。関数を用いたり、平均値を出したりする知識のほか、表計算ソフトを操る高い技術が問われる。
この競技で伊良部高校の生徒は出場5人がほぼ同じ得点を獲得。団体戦の順位を争う上位3人の総合得点で3位に入賞した。
部長の源河さんは「2年連続3位の結果を残すことができたのも、夏休みも含めて日々練習に取り組んできたからだと思う。3位に入れて本当に良かった」と喜び、「いつも大きな応援とサポート、ありがとうございます」と感謝した。
譜久村君は「みんなの努力の成果」と誇り、池田さんも「3位に入れて本当にうれしい」と笑った。
國吉さんは「3位になれたのはみんなのおかげ」と振り返り、下地君は「全国大会ではミスもなくチームに貢献できた。そのことがうれしい」と話した。
生徒を支え続けた下地勇也顧問は「大会では努力の結果が表れ、生徒たち一人一人が自分の力を発揮できた」と語った。
伊良部高校の大宮廣子校長は「この経験をこれからの人生の中で生かしてほしい」と期待した。