来月19日から“光”通信/超高速ブロードバンド整備事業
下地、上野地区で先行/18、19日に説明会開催
高速大容量通信「光ブロードバンドサービス」の提供が来月19日から下地、上野の両地区で始まる。NTT西日本の「フレッツ光」と光コラボレーション事業者の「光コラボ」の利用が可能になる。
申し込みの受け付けは今月20日から。宮古島市情報政策課は今月18日に下地、同19日に上野で説明会を開き、住民にサービスの内容を周知する。城辺や伊良部などにおけるサービスの提供は2019年度以降に予定されている。
宮古島市で光ブロードバンド環境が整っているのは平良の市街地のみ。この環境を宮古全域に広げるのが県の超高速(光)ブロードバンド環境整備促進事業だ。
一括交付金を活用した事業で、宮古島市の対象エリアでかかる事業費は約11億6000万円。光ファイバーケーブルの基幹及び支線の整備で使われている。
18年度は下地、上野の両地区で先行してサービスの提供を始める。両地域の住民は、事業者が提供するサービスと契約することで高速通信が可能となり、インターネットなどを快適に利用することができる。
今後、宮古各地で同様の通信環境が整備される計画だ。19年度内に城辺、20年度内には伊良部や池間、狩俣でも光ブロードバンドサービスを提供する予定で準備が進められている。
多良間村では、すでに光ブロードバンド環境の整備は完了。先月20日には説明会が行われ、同日から受け付けも始まっている。
下地地区のサービス開始に伴う説明会は18日午後5時から、市役所下地庁舎の下地支所で開かれる。上野地区は19日午後5時から上野公民館で。いずれの会場にも個別相談会と光ブロードバンド体験コーナーを設ける。時間は正午から。
市情報政策課の善平勝課長は「これまでの情報格差が順次解消され、どこでも遜色のないサービスが受けられるようになる」と事業効果を挙げ、「ぜひ説明会に参加していろいろなサービスを知ってほしい」と多くの参加を呼び掛けた。
詳細や問い合わせは、市情報政策課(電話72・1689)まで。