新潟板倉から児童が来島/児童交流事業
城辺地区でホームステイ
新潟県上越市板倉区の児童8人が17日、上越市板倉区・宮古島市城辺地区児童交流事業で来島し、城辺公民館で歓迎会が開かれた。3泊4日の日程で城辺地区の児童の家にホームステイして交流し、人頭税石や地下ダム資料館などを見学して宮古島の歴史などを学ぶ。
交流事業は、人頭税廃止に尽力した中村十作が板倉区出身だったことがきっかけでスタートした。今回で25回目。冬は城辺の児童たちが板倉を訪れ、スキーなどを楽しんで両地区の交流を深めている。
歓迎会ではホームステイ先の家族と対面し、お互いに自己紹介や記念撮影をして緊張をほぐしていた。
交流団長の板倉区山部小学校の五十嵐功校長は「自然や歴史などを見て、聞いて、触って実感したい。ホストファミリーの人たちも普段通りに交流してほしい。それが本当の交流」とあいさつした。
宮國博教育長は「ホームステイ先も自分の子供のように接してほしい。自然体で心を込めて受け入れて交流してほしい」と呼び掛けた。その上で、交流事業の充実と拡大を図り、宮古全体に広げて10人、20人と多くの児童が交流できることに期待を込めた。
西山詩桜さん(板倉区宮嶋小6年)は「きれいな海に入りたい。宮古島の食べ物や文化を知りたい」と話した。