ビーチ会場に俳句詠む
夏季子ども吟行会に30人/ジュニア育成会
夏季子ども俳句吟行会(主催・宮古島ジュニア俳句育成会)が19日、パイナガマビーチで行われた。幼稚園児から帰省中の大学生約30人が参加。夏の終わりから秋の初めごろの季語を探して五七五にまとめた。審査の結果、特選には山城はるさん(平良第一小1年)の「うみのはましろいやどかりみつけたよ」など5作品が選ばれた。
春と夏の年2回行われており、今年で19年目。
今回はビーチを会場に青い海や白い砂浜、植物、そこに住む生き物などを題材に、仲間たちと指を折りながら思い思いの句を詠んだ。
選者の山田佳乃さん(俳句誌『円虹』主宰)は「自分で見つけたものや感じたことを素直に詠んでいる作品をポイントに選んだ」と話した。
「赤とんぼ風にさそわれ海に行く」と詠み、特選に輝いた池間新さん(砂川中1年)は「赤とんぼが風に向かって飛んでいる様子が、風に誘われて飛んでいるように感じた」と作品への思いを語った。
そのほかの特選と入選作は次の通り。
【特選】満木日夏海(浦添市内間小3年)かき氷できるころには空青し▽宮国快(南小5年)あきの風海をゆらすよなみつくる▽砂川美咲(西城小6年)夏の朝木の間から船見える
【入選】西里ことは(南小1年)なつのあさくもがひらひらあそんでる▽砂川えりか(久松小4年)入道雲けむりみたいに大きいな▽池間夏希(平良第一小4年)暑い夏虫たち遊ぶだれがおに▽西里月葉(東小4年)いっぱいのトンボがとんでおにごっこ▽佐和田莉李(東小4年)秋の海ピンクのきれいな貝見つけ▽砂川歩世(南小5年)ヤドカリが砂浜で一人遊んでた▽来間ひなた(南小5年)夏休みすきとおる海に遊び行く▽砂川響(南小5年)すなの中でっかいカニがすんでいる▽西里愛未(東小6年)秋の浜大きいクロい犬ほえた▽菊野麦(砂川中1年)赤とんぼ急がしそうに飛ぶ姿