知事選向け動き活発化/宮古地区
保守、来月8日総決起/革新は準備会立ち上げへ
9月30日投開票の県知事選は、県政与党側が玉城デニー衆院議員(58)に出馬を打診し、保守系は自民党県連などで構成する選考委員会の要請を受けて前宜野湾市長の佐喜真淳氏(54)が既に出馬を表明している。これを受けて宮古でも保革の動きが活発化。20日と21日にそれぞれが会合を開き、保守勢力は来月8日を軸に佐喜真氏の宮古地区総決起大会を開催する方針を確認した。革新勢力は近日中に「オール沖縄」勢力結集に向けた準備会を立ち上げて協議を行うとしている。
下地敏彦市政与党の保守勢力は、今月11日に自民党宮古支部事務所を開設。支部長には棚原芳樹市議が就任し、県知事選を見据えた準備を着々と進めてきた。
21日には関係者が会合を開き、宮古地区の佐喜真氏総決起大会を9月8日に開催する方針を確認した。
棚原支部長は「総決起の日程を8日とすることを確認した。後援会事務所の開設時期などはこれから協議をして決めたい」と話した。
一方の革新勢力は、亀濱玲子県議と市議5人で構成する野党連絡会議のメンバーが20日に会合を開き、勝利に向けた選挙態勢構築に向けた協議を今後行うことを確認した。
できるだけ早い時期に関係団体などとの調整を踏まえて選挙態勢を構築したいと話す亀濱県議は「もう本当に時間がない。早急に『うまんちゅの会』宮古支部を立ち上げるための協議を進めていきたい」と述べた。
今回の知事選は翁長雄志知事の死去に伴い当初予定よりも2カ月近く前倒しで行われ、準備期間も少ないことから宮古地区の保守系、「オール沖縄」勢力双方とも、急ピッチで態勢構築の作業を進めている。