産業・経済
2018年8月23日(木)8:58
高値に漁師笑顔/宮古島漁協競り
旧盆控え市場活気
旧盆(23~25日)の初日「ンカイ(迎え日)」を翌日に控えた22日午前、宮古島漁協(儀保正司組合長)の魚市場で競りが開かれた。魚類の一部は、久しぶりに高値が成立し活気づいた。重さ約5㌔のアカジンミーバイ(和名スジアラ)はキロ単価2310円の高値で競り落とされた。上場された魚類の総量は約500㌔だった。
旧盆の3日間は、新鮮な魚類の消費量の増加が見込まれている。仲買人などにとっては書き入れ時だ。
これまでのオモナガ(和名キツネフエフキ)のキロ単価はほとんど1000円以内で推移。この日の競りでは1080円の高値で落札された。
池間漁協組合員の山口修さん(62)はマーマチ(和名オオヒメ)などを上場。重さ約6㌔あるマーマチはキロ単価1510円の高値で成立した。
山口さんは、約2週間前の競りではマーマチのキロ単価は1000円以内であったと言い「1510円の高値はうれしい」と笑顔だった。
儀保組合長は「毎年、旧盆前の競りでは高値を呼ぶ。漁師の笑顔が見られ良かった」と話した。