金城、宮城さん入賞/絵画全国公募たぶろう展
絵画の全国公募展「第53回たぶろう展」(主催・たぶろう美術協会)の審査がこのほど行われ、協会内部賞「並木治予視(たぶろう美術協会創設者)賞」に金城芳明さん、協会外部賞「彩美堂賞」に宮城敏郎さんがそれぞれ輝いた。同展には宮古から6人が7作品を出品し全てが入賞、入選に選ばれた。
出品したのは金城さん、宮城さんのほか、伊志嶺孝さん(2点出品)、伊良部映里さん、大浜忠市さん、西里恵子さん。
金城さんは「狂気-Daddy! Comeback」と題し、宜野湾市内の小学校校庭に米軍ヘリコプターの窓が落下した事故をテーマに描いた。
宮城さんは「ガジュマルクジラ」との題名で、ガジュマルの枝をクジラの尾ひれに見立てた作品を出品した。
入賞、入選者は22日、西里さんが主宰する絵画教室アートスペース・アキュリアで受賞報告を行った。
金城さんは「ヘリコプターの窓の落下はあり得ないことと思い絵にした。受賞には驚いているがありがたいこと」、宮城さんは「木が好きで、今回はそれをアレンジしてファンタジックな感じで描いた。4回目の出品で初めて外部賞がもらえてうれしい」とそれぞれ喜びを語った。
入選作の題名は次の通り。
伊志嶺さん「生命の誕生」「暖かな光」▽伊良部さん「安穏と沈溺か宙か」▽大浜さん「親子の絆」▽西里さん「インナー宇宙のオーロラ」