宮古島市は県内3位/宿泊施設軒数
県全体で前期比14・2%増
【那覇支社】県文化観光スポーツ部は24日、2017年宿泊施設実態調査を発表した。宮古島市の宿泊施設軒数は234軒(前期比5・3%減)で県内市町村中3位、客室数は3248室(同3・1%増)で同4位、収容人数は8517人(同2・2%増)で同4位となった。
県全体の宿泊施設軒数は2082軒(前期比14・2%増)、客室数は4万6068室(同7・9%増)、収容人数は12万1403人(同8・4%増)。好調な県観光を受け、12年からの5年間で宿泊施設軒数は47・6%、客室数は18・5%、収容人数は22・6%増加した。
宿泊施設軒数、客室数、収容人数とも、県内で最も多かったのは那覇市。大型宿泊施設が多い同市は、これまで客室数や収容人数では県内トップだったものの、宿泊施設軒数では12年から5年連続して宮古島市、石垣市を下回ってきた。今回、那覇市が宿泊施設軒数でも両市を上回ったのは、増加傾向が強いビジネス・宿泊特化型ホテル、シティーホテルが同市に多いことが要因とみられる。
宮古島市は、宿泊施設軒数では前期より減少して県内トップから順位を下げたが、客室数・収容人数では前期比増となった。軒数の減少は、民宿が前期から34軒減ったことが要因。ホテル・旅館は前期比1軒増、ペンション・貸別荘では同16軒増、ドミトリー・ゲストハウスは同5軒増だった。
石垣市は、宿泊施設軒数が258軒(同17・3%増)で県内2位。民宿の軒数減がなかったほか、ホテル・旅館が前期比8軒増、ペンション・貸別荘が同26軒増となったことなどが寄与した。同市は、客室数でも県内2位、収容人数では同3位に入った。
このほか、リゾートホテルが多い恩納村が、宿泊施設軒数で県内7位、客室数で同3位、収容人数で同2位となった。