各地で旧盆夏まつり
旧盆中日の24日、市内各地で旧盆夏祭りが開催された。島外で生活している地元の出身者たちが里帰りして旧交を温めたり、子供からお年寄りまで地域住民が集まって多彩な催し物を楽しんだ。
島尻青年会
島尻納涼祭(主催・島尻青年会)が24日、旧宮島小学校で開催された。パニパニパラダイスのライブやバンド演奏、ビールの早飲み競争など多彩なプログラムが行われ盛況を博していた。
上地俊也青年会長は「宮島小が廃校になって跡地の有効活用ということで、昨年から会場を『パーントゥの里』から旧宮島小に変更してこの納涼祭を行っている。地域の活性化につながるよう盛り上げていきたい」と話した。
会場には多くの観客が詰めかけて、音楽に合わせて踊ったりアームレスリング大会に歓声を上げたりして祭りの雰囲気を楽しんでいた。
校内にはオーシャンリンクス宮古島の協力で10台のキャンピングカーが用意され、1泊の体験キャンプも行われた。
福北自治会
福北集落センターでは地域の住民が集まって、夏まつり(主催・福北自治会)が開催された。会場には地域の住民や島内外の地区出身者らが参加して、カラオケや花火大会などを楽しんでいた。
友利玄三自治会長は地元の人口減少や、昔からの伝統的な行事もないことを挙げ「このお盆期間中は出身者が多く戻ってくるので、地域の活性化と子供たちとの絆を深めるいう意味を込めて祭りを企画した」と話し「祭り」が恒例化して、みんなが毎年、楽しみにしてくれることを期待した。
大人たちは酒を酌み交わし、子供たちは焼き鳥やかき氷などを食べて祭りを楽しんでいた。
比嘉自治会
2018比嘉旧盆夏祭り(主催・同祭り実行委員会)が旧盆中日の24日、比嘉地域総合施設前広場で行われた。会場には多くの地域住民が訪れ、歌や踊りなど楽しい催しを満喫していた。
砂川雅一郎自治会長は「旧盆で里帰りしている人たちも多いので交流を深めて楽しんでほしい」とあいさつした。
舞台ではカラオケ大会が開かれ、子供から大人までが参加して自慢ののどを披露した。ほかにも盆踊りや子供かき氷早食い競争などが行われ、祭りは盛り上がりを見せた。
最後は比嘉のクイチャーを参加者全員で踊ってにぎやかに締めくくった。
祭りは今年で12回目。自治会員の融和と親睦、旧盆を利用して里帰りしている人たちと交流を深め、楽しい一時を過ごすとともに、地域の活性化を図る目的で開催されている。