条例案など38議案上程/市議会9月定例会が開会
4億6000万円増額補正
宮古島市議会(佐久本洋介議長)9月定例会が30日に開会した。初日は議案上程理由の説明などが行われた。今定例会には2018年度一般会計を4億6263万円増額させる補正予算案や、建設工事中の市未来創造センターの設置、管理に関する条例制定案、都市公園となる根間公園の設置地域決定について議決を求める議案など計38議案が上程されている。
今定例会への上程議案は、予算案と条例案が各7件、議決議案が10件、認定議案が11件、報告1件、諮問2件となっている。
一般会計補正予算案の歳出に計上されている主な事業とその予算としては、地下ダム関連機器の取り換えを行う農業水利施設保全合理化事業費に1億3000万円、台風8号災害復旧工事費に6417万円、サテライトオフィスを市役所下地庁舎に誘致する宮古島ふるさとテレワーク推進事業費に6231万4000円などがある。
条例議案では、図書館と中央公民館の複合施設となる市未来創造センターの設置、管理に関する条例制定案や図書館と中央公民館の住所などを変更する条例の一部改正案などを上程。
議決議案としては、都市公園(街区公園)となる根間公園の設置地域を平良字西里根間地内の0・21㌶の土地とする決定に議決を求める議案や、今年3月12日に下地の川満漁港遊歩道の橋が折れ傷害と物損を負った観光客2人に対する損害賠償額を52万8570円と55万2620円とすることに議決を求める議案などがある。
認定議案は17年度の一般会計と九つの特別会計、水道事業会計の決算認定を求めるもの。報告は17年度市健全化判断比率と資金不足比率の報告。諮問は人権擁護委員の推薦について議会の意見を求める内容となっている。
定例会初日、下地市長は議案の上程理由を説明するとともに、「慎重審議の上、議決をお願いしたい」と呼び掛けた。
31日は議案に対する質疑などが行われる。