販売額1億円を突破/マンゴー共和国
感謝の集いで閉国宣言
宮古島産マンゴーのブランド化を目指す島の駅みやこの「マンゴー共和国」がこのほど、終了した。1日午後、同駅内で感謝の集いが開かれ、今年は島の駅全体で1億400万円を販売したことが報告された。前年比14%増で、目標にしていた1億円を突破した。生産者の表彰も行われ、ベストセールス賞の渡真利イエンさんらが表彰された。
マンゴー共和国の建国は今年4年目。年々認知度を広げているイベントで、今年は6月17日から8月26日まで〝国〟を建てた。国の大統領は下地敏彦市長。
この間は入国ビザを発行し、これを所持する人はマンゴーガイドブックを手に50店舗のイベント参加店舗を回って特典を受けた。
感謝の集いで実行委員長でパラダイスプランの西里長治社長は「今年はマンゴーが減ることを心配していたが、目標の1億円を達成できた」と話し、集まった生産者と喜びを共有。「宮古のものは、宮古の地で、みんなで売っていくことが私たちの理念だ。今後は規格外品をどう売るか。来年に向けてしっかり形にしていきたい」と話した。
続いて大統領の下地市長が「今年の目標達成は難しいと思っていたが、皆さんの努力のおかげで1億円の実績を挙げた」と生産者に感謝し、「おいしい宮古島産のマンゴーを作り続けてほしい」と期待した。
マンゴー部会長の上地登さんの音頭で乾杯した後は参加者で和やかに歓談。この間にベストセールス賞の渡真利さんや最高平均単価を出したふるさと農園への表彰も行われた。