都市計画変更に同意/都計審が市長へ答申
空港東地区と荷川取線
宮古島市都市計画審議会(下地義治会長)が8月28日に開かれ、下地敏彦市長から諮問を受けた宮古空港東側の土地の地区計画を定める都市計画地区計画の変更と、荷川取線整備計画に擁壁の新設など加える都市計画道路の変更を原案通り同意すると決定。垣花正昭副会長が3日、市役所平良庁舎に下地市長を訪ね、審議結果を答申した。
都市計画地区計画の変更は、宮古空港東側、JTAドーム宮古島周辺の約6・8㌶の土地の地区計画を定めるもの。大型集客施設の建設計画を踏まえ、建築物に制限をかけながら市民や観光客が往来するにぎやかな街区の創出を目指す。
都市計画道路の変更は、人頭税石付近を起点とする約1640㍍の荷川取線の実施設計を詳細に行ったところ、地形上の制約から擁壁の新設と接続する道路の付け替え工事が必要と分かったため計画を変更するもの。
別用件で参加できない下地会長に代わって市長室へ答申に訪れた垣花副会長は、諮問のあった2議案について、いずれも原案通り同意すると決した審議結果を答申した。
下地市長は原案同意の答申に謝意を述べるとともに、空港東側地区計画については「JTAドームと連携する形でサンエーが開発するもので、なるべく早く進めたいと思っていた」。荷川取線については「旧平良市時代からの長年の懸案。計画が進められることは地域住民が長年待ち望んでいた。できるだけスムーズに工事に入りたい」と語った。