モズク養殖場を追加/池間漁協
特定漁業権を新規取得
大橋たもとで年末から
モズク養殖などができる特定区画漁業権が8月で満了し、今月1日付で新たな免許に更新された。県知事から3漁協(伊良部、宮古島、池間)に免許が交付される。免許期間は5年間。新規の免許取得は2件あり、そのうちの一つは池間漁協(与那嶺大組合長)が池間漁港地先で取得したモズクひび建て式養殖業。沖縄産のモズクの需要の伸びを背景に、宮古全体のモズクの増産が期待されている。
特定漁業権は、岸から近い海域で特定の漁業を営む権利の一種。各区域とも緯度・経度で表示される。
今回の新たな免許更新では、宮古島漁協(儀保正司組合長)が既存のモズクひび建て式養殖業など24件。面積拡大の変更で大浦湾のヒトエグサひび建て式養殖業など3件。新規は下地のサニツ浜西側地先のヒトエグサひび建て式養殖業1件。
伊良部漁協(漢那一浩組合長)が既存のモズクひび建て式養殖業など5件となっている。
池間漁協が既存のモズクひび建て式養殖業など2件、新規のモズクひび建て式養殖業1件。新規は地元で「トゥイヤー」と呼ばれる海岸の前方で、池間大橋を渡って池間島に向かう場合は大橋左側の海域。
与那嶺組合長は「新しいモズク養殖場での養殖は年末から始まる。今回は試験的な養殖だが、本格的な養殖に向け研究を重ねて取り組む」と意欲を見せる。