一般会計補正予算案を可決/文教社会委
伊小中一貫校工事など
市議会文教社会委員会(平良敏夫委員長)が7日、市役所平良庁舎で開かれ、付託された議案と陳情の採決を行った。一般会計補正予算案では教育費に伊良部地区小中一貫校工事請負費が計上されていることに委員1人が、小中一貫校の推進について住民理解が不十分として反対を表明したことから挙手採決を行った結果、賛成多数で可決した。
伊良部地区小中一貫校工事請負費については上里樹氏が「これまで小中一貫校の推進についてや学校建設工事については十分な住民の理解が得られていない。住民の声にしっかりと耳を傾けることなどを求めて工事着工にも反対してきた。その経緯から今回の補正にも反対する」として補正予算案に反対意見を述べた。
反対意見が出たことから挙手による採決を行った結果、賛成5、反対1の賛成多数で可決された。
市未来創造センター設置、管理に関する条例制定や市立図書館条例の一部改正、市公民館設置、管理に関する条例の一部改正などそのほかの付託議案はいずれも原案通り可決した。
陳情ではいずれも県教職員組合宮古支部から提出された5件を審査した。
その結果、「教職員の定数改善・少人数学級の早期完全実現及び教育条件整備を求める陳情」は全会一致で採択。「地域合意のない『学校統廃合』に反対する陳情」は反対多数で不採択。「協力協働の学校職場を守り、管理強化につながらない『教職員評価システム』の制度設計を求める陳情」と「子どもたちによりよい教科書の採択を求める陳情」は継続審議に。「学校における『集団フッ化物洗口導入』に反対する陳情」は審査未了とした。