県知事選 「対立から対話」強調/佐喜真陣営が総決起
航空運賃低減など訴え
30日投票の知事選に立候補を表明している前宜野湾市長の佐喜真淳氏(54)=自民、公明、維新推薦=を支援する「沖縄の未来をひらく県民の会」宮古連合支部の総決起大会が8日、JAおきなわ宮古地区本部で開かれた。佐喜真氏は航空運賃低減や保育料無償化などの政策を挙げ「対立、分断からは何も生まれない。対立から対話。この佐喜真淳に任せてほしい」と支持を訴えた。
総決起大会には、市議会与党市議団を筆頭に多くの支持者が結集した。元財務大臣で衆院議員の額賀福志郎氏をはじめ県選出衆院議員の西銘恒三郎氏、公明党沖縄方面本部長で衆院議員の遠山清彦氏、日本維新の会沖縄総支部長で参院議員の儀間光男氏、保守一本化調整で出馬を辞退した安里繁信氏も駆け付けた。
沖縄の未来をひらく県民の会宮古支部長の下地敏彦市長は「対立の時代は終わりにしよう」と強調。「より豊かで安心した生活のためには政治の安定が必要になる。それができるのは佐喜真淳だけだ」と訴えた。
続いて額賀氏が「佐喜真氏は『沖縄一番』をスローガンに掲げている。佐喜真さんでなければ沖縄の真の発展はない」と強調した。
多くの激励を受け佐喜真氏は「まず航空運賃の値下げをやりたい。そうなれば子供たちの派遣費用、親の負担も軽減される。まず知事としてアタックする」と話し、離島ハンディの解消に努める考えを示した。
下地島空港や平良港の開発も挙げて、「下地市長と連携して取り組み、宮古島に磨きをかけて世界一の観光の島をつくる。私ならできる」と意欲を語った。
最後に佐喜真氏は「対立から対話。交渉を重ねて県民が豊かになり、子どもたちが夢を追いかけられる環境をつくり、高齢者が安心して暮らせる沖縄づくりを私が絶対にやりたい」と力強く語り、支持を訴えた。
最後は支持者全員でガンバロー三唱を行い、佐喜真氏の勝利を誓い合った。
佐喜真 淳(さきま・あつし)1964(昭和39)年8月9日生まれ。54歳。宜野湾市真志喜出身。千葉商科大卒。2001年宜野湾市議、06年には県議に初当選し、それぞれ2期。12年宜野湾市長選で当選し16年に再選。18年8月、知事選出馬のため辞職。