運動会シーズン始まる/統合で伊良部中は最後に
宮古地区の中学校6校で9日、運動会が行われ、本格的なシーズンが始まった。生徒たちは特色あるスローガンの下、全校生徒で力を合わせて演技を披露したり、各クラスに分かれてリレーで競ったりした。
このうち、伊良部中(垣花秀明校長)では「71年の思いを届けよう!笑顔・団結・感謝」をスローガンに行われ、全校生徒70人が日ごろの練習成果をグラウンドに躍動させた。保護者や祖父母たちも駆け付け。各演技などに取り組む生徒たちに「頑張れ!」などと声援を送った。伊良部地区の四つの小、中学校を統合する小中一貫校「愛称・結の橋学園」の建設工事が佐良浜中で進んでおり、来年4月に開校予定。このことから、伊良部中としての運動会は今年で最後となる。
生徒たちは、この日のために練習したダンス、リレー、大綱引きなどを披露した。
3年生のフォークダンスでは、中学生活を共に過ごしてきた仲間たちが男女で手を取り合いながら楽しい雰囲気の中で踊る姿に、会場に詰め掛けた保護者たちも笑顔で見守っていた。
午後からは、各種リレーが行われ、全校生徒による総員リレーでは真剣勝負でバトンをつなぐ生徒たちに「負けるな!」「走れ、走れ!」など会場から声援が送られていた。