来年度に解体予定/旧宮原小校舎
伊良部4小中学校も/一般質問で教育部長
2015年3月に閉校した旧宮原小学校の校舎について、市は伊良部地区の4小中学校と共に来年度での解体を予定していることが分かった。市議会9月定例会で教育部の下地信男部長が仲里タカ子氏の質問の中で方針を示した。
児童数の減少により鏡原小学校と統合する形で閉校となった旧宮原小学校。地元住民の有志は閉校施設を利用した跡地利用案も検討したが、校舎は老朽化していて、そのまま使用することはできない状態だった。
一般質問で仲里氏は、旧宮原幼稚園舎を利用している適応指導教室について、閉校後、雑草などが生えている正門からの進入路を整備できないかとただした。
それに対し下地部長は「使い勝手が悪いという話は聞いている。宮原小学校の校舎は来年度、解体する方向で検討しているので、新たなルートは解体後に設けたいと考えている」と答えた。
マスコミの取材に対し下地部長は、このタイミングで解体を検討している理由について、小中一貫校開校に伴い今年度で閉校となる伊良部地区の4小中学校は閉校後、1年以内で解体すれば補助金の交付を受けることができることから来年度での校舎解体を計画。旧宮原小学校もそれに合わせ実施する方針であると説明した。
解体を予定しているのは小学校校舎のみで、体育館は引き続き活用される。