野菜ランドを見学/JICA研修生11人
NPO法人エンパワメント沖縄(髙嶺豊理事長)は12日、宮古島市でJICA研修を実施した。イラクやタイ、モンゴルなど10カ国から計11人の研修生が参加。知的、精神の障がい者が就労する「野菜ランドみやこ」などを見学し知識を深めた。
エンパワメント沖縄は、JICA沖縄から受託され、海外の研修生を受け入れた。期間は8月22日~9月29日まで。今回のテーマは「地域に根ざしたインクルーシブアプローチによる障がい者の社会参加と生計」。
野菜ランドみやこでは、その施設を運営する社会福祉法人みやこ福祉会の伊志嶺博司理事長が「この施設ではレタスやホウレンソウなどを水耕栽培している。沖縄の最低賃金を守って障がい者を雇っており、月給は8万円ぐらいである」と説明した。
さらに「収穫は計画的に行い、毎日同じ量で大手スーパーやレストランなどカ所に納品している」と話した。
髙嶺理事長は「研修生はそれぞれ国に帰ってから、障がい者の自立と社会参加の担い手として頑張ってほしい」と期待を込めた。
この日は、同福祉会が運営するレストラン太平山などを見学した。
研修生らは11日に来島し、13日に帰路に就く。