佐藤さんが全国展銀賞/絵画コンクール
サンゴの産卵描く
絵画コンクール「我ら海の子展」の審査結果の発表がこのほどあり、東小4年の佐藤茉陽夏(まひな)さんが銀賞を受賞した。サンゴの産卵の様子を描いて初めて入選し、受賞報告で飛び切りの笑顔を見せた。
このコンクールは、一般財団法人サークルクラブ協会と公益社団法人日本海洋少年団連盟が主催。首相夫人の安倍昭恵さんや東京海洋大学名誉博士・客員准教授の「さかなクン」らが特別審査員を務めている。
幼稚園児と小学生、中学生が対象で、今年は全国各地から6243点の応募があった。審査の結果、佐藤さんは30点選抜される銀賞を受賞し、先月17日に東京都内で表彰されている。
佐藤さんは、2年前に宮古島で開かれたさかなクンの講演を聞き、白化現象で死滅の恐れがあるサンゴのことを知った。そんなサンゴを守りたいという気持ちを作品に込めたという。
たくさんの枝サンゴと浮遊する無数の卵、優雅に泳ぐウミガメの姿を描き、宮古島の海で繰り広げられる命のリレーを表現した。
受賞報告で宮古毎日新聞社を訪れた佐藤さんは「表彰式で昭恵夫人と一緒に写真を撮れたので応募してとても良かったと思った」と笑顔いっぱい。「来年も応募して金賞を取りたい」と次の目標を話していた。