期日前投票 出足好調/県知事選
3日間で745人、前回を0・31ポイント上回る
市選挙管理委員会は16日、県知事選の期日前投票状況を発表した。それによると、告示翌日の14日から16日までの3日間で745人(男性388人、女性357人)が投票を済ませた。選挙人名簿登録者数(4万3878人)に占める割合は1・70%で、前回知事選(594人)を0・31ポイント上回っている。宮古では全体的に盛り上がりに欠けるといわれているが、期日前投票に関しては比較的好調な出足となっている。
期日前投票が前回に比べ伸びていることに対し、宮古島市で選挙事務所を構える佐喜真淳氏と、玉城デニー氏の両陣営は戸惑いを隠しきれない。
佐喜真氏の宮古での選挙母体となる「沖縄の未来をひらく県民の会宮古連合支部」の幹部は、「各自治会の敬老会や各学校の運動会が重なり、期日前の動きはほとんどできていない状況」と話す。
17日に菅官房長官が来島することから「その日を起点に動きが活発になるのではないか」と述べた。
一方、玉城氏を支援する「平和・誇りある豊かさを!ひやみかちうまんちゅの会」宮古支部の関係者は「全体的に盛り上がっていない中で、期日前投票が伸びているということは無党派層の動きが活発な部分もあるかも知れない」と分析している。
その上で「仕事などで、投票日当日に投票所に行けない人が投票できるという期日前投票の制度が、有権者に浸透してきたのではないか」との見方も示した。
両陣営とも、連休明けの18日から期日前投票に向けての取り組みが本格化するとの見通しを示している。
期日前投票は投開票前日の29日まで、市役所平良庁舎1階ロビーで行われる。時間は午前8時30分から午後8時まで。
前回県知事選の宮古島市の期日前投票者数は7883人。全体の投票率は59・49%だった。