マスク装着方法学ぶ
県農水部営農支援課/農薬危害防止講習会
農薬危害防止講習会(主催・県農林水産部営農支援課)が20日、県宮古合同庁舎で行われた。農家や業務で農薬を使用する事業所職員らが参加。農薬の安全な取り扱いや適正使用のほか、農薬散布時に使用するマスクの選び方や装着方法などを学んだ。
講習会で、日本くん蒸技術協会の大村克己さんは「農薬散布用マスクの適正使用について」との演題で講演。マスクはゴムひもで固定し、鼻の部分を押さえて鼻、口、あごにぴったりと合わせることがポイントだと話した。
特殊な機器を使い、マスクの外側と内側の粉じんを数値化して比較し「マスクの内側は10%以下にしないと、機能を果たしているとはいえない」などと述べ、農薬の粉末を吸い込まないためにもマスクの正しい装着を訴えた。
「年齢や男女によって顔の形は違ってくる。自分に適したマスクを選ぶことが大切ということを日ごろから念頭に置いてほしい」と呼び掛けた。
県農林水産部営農支援課の嘉数怜さんは「農薬を使用する上で大切なこと」との演題で講演した。
同講習会は、農薬危害防止運動(6月1日~8月31日)の一環。宮古を含む県内4地区で開催された。