宮高生3人に奨学金/日教弘沖縄支部
「先生方の思いに応えて」
公益財団法人日本教育公務員弘済会(日教弘)沖縄支部の上地弘志支部長らが20日、宮古高校を訪れ、日教弘の教育振興事業で奨学生に選ばれた3人の生徒に奨学給付金を贈呈した。
日教弘は全国の教職員60万人余で組織され、2012年4月に内閣府より公益財団法人の認定を受けている団体。「最終受益者は子どもたちである」との基本認識の下、教育振興・福祉事業を展開している。
奨学金は厳しい環境の中で学業を継続している子どもを励ますことが狙い。財源はジブラルタ生命と提携して実施している共済事業の「教弘保険」の契約者配当金で賄われている。
今年度は、275人の奨学生と1375万円の奨学金を決定。宮高では佐和田ちひろさん(1年)、下里麻緒さん(3年)、田口大希君(同)が選ばれた。
宮古高校であった贈呈式で上地支部長は「(奨学給付金は)学校の先生方からのプレゼント。先生方の思いに応えてこれからも頑張ってほしい」と期待した。
奨学生の3人はそれぞれ感謝し、佐和田さんは「勉強に励み、英検などにも挑戦したい」と決意した。下里さんは「公務員になるために今まで以上に勉強に励みたい」と意欲を語り、田口君は「大学受験に生かしたい。社会に貢献できる人材になる」と話した。