浜川さんが最優秀賞/高齢者交通安全意見発表
第11回高齢者交通安全意見発表大会が22日、宮古島警察署で開かれた。宮古島市老人クラブ連合の4支部から5人が出場し、交通安全への思いなどを語った。審査の結果、地域ボランティアとして子供たちに交通指導などを行った経験を語った平良支部の浜川和子さんが最優秀賞を受賞した。
宮古島警察署、宮古島地区交通安全協会、宮古島市老人クラブ連合会の主催で年に1度開催されている同大会。今年は老人クラブ連合会の平良支部から浜川さんと下地ヨシ子さん、上野支部から冨盛豊正さん、城辺支部から砂川カズ子さん、下地支部から川満肇さんが出場した。
浜川さんは「交通安全を願い」と題し、西原のボランティアグループに参加して小中学校の校門に立ち交通指導を行ったことなどを紹介。「先輩たちに指導を受け、楽しい思い出を作れた」などと語った。
下地さんは「変わりゆく交通事情に対応」、冨盛さんは「交通安全と少子高齢化社会」、砂川さんは「交通安全・飲酒運転絶滅」、川満さんは「高齢化社会と運転事情」をテーマに発表した。
審査委員長を務めた「んきゃーん塾」主宰の佐渡山政子さんらによる審査の結果、浜川さんに最優秀賞、そのほかの出場者に優秀賞が贈られた。
浜川さんは「最優秀賞と聞きびっくりした。事故の加害者になっても被害者になっても心を痛めると思うので、それぞれが注意して、みんな譲り合いの運転をして、安全を守ってもらいたい」と語った。
意見発表に先立ち、宮古島警察署の古堅宗明副署長が「今回の意見発表大会を参考に、皆さんそれぞれが長い人生経験で得た知恵や交通安全ボランティア活動について多くの人に伝えてもらうことで、交通安全意識がよりいっそう定着していくものと期待している」などとする前花勝彦署長のあいさつを代読。市老人クラブ連合会の喜屋武盛吉会長は「みんなの意見を聞いて幅広く会員にPRしてほしい」と呼び掛けた。