出発式で落成祝う/新那覇バスターミナル
【那覇支社】沖縄本島の新たな交通拠点「新那覇バスターミナル」の落成式典が23日、那覇市泉崎の同ターミナルで催された。沖縄本島内に路線バスを持つ4社(第一交通産業、沖縄バス、琉球バス、東陽バス)と同地区再開発事業を担う旭橋都市再開発(下地明和社長)、国や県などの関係者らが、新ターミナルの落成を祝った。式典では、テープカットに続き「落成記念バス出発式」で街の新拠点をPRした。
主催者を代表して、あいさつした第一交通産業グループ(本社・北九州市)の黒土始会長は「年前に沖縄に来て以来、バスを中心とする公共交通機関の当地における重要性に着目していた。都市の発展に伴って、陸路の交通はバス、モノレール、そして海上においては船というように、ますます交通の利便性が高まっている」と強調。その上で、「沖縄のさらなる発展に対し、この新しい那覇バスターミナルは、重要な役割を担うことだろう。関係各位、県民に感謝の気持ちを表したい」と述べた。
バス出発式では、事前に申し込みのあった約140人が4台の貸し切りバスに乗り込み、沿道で見送る人々に手を振りながら、真新しいターミナルビルを後にした。新那覇バスターミナルの本格稼働と供用開始は10月1日を予定している。