交通機関がまひ/台風24号
空の便は全便欠航/きょうも 観光客らに影響
台風24号の接近に伴い、28日に宮古空港を発着する空の便は全日空(ANA)の宮古発福岡行き臨時便が1便運航したのみで、通常便は本土直行便も含め48便全便が欠航となった。航空各社では29日の宮古空港発着全便の欠航をすでに決めている。海の便も29日まで全便が欠航となる。
日本トランスオーシャン航空(JTA)は那覇-宮古線9往復18便、羽田-宮古線1往復2便が欠航。琉球エアーコミューター(RAC)は那覇-宮古線1往復2便、宮古-石垣線2往復4便、宮古-多良間線2往復4便が欠航となった。
ANAは宮古発福岡行きの直行便を通常は午後0時45分発、同2時45分着で就航させているが、同日は午前11時20分発、午後1時20分着の臨時便を運航。那覇-宮古線5往復10便、羽田-宮古線1往復2便、関西-宮古線2往復4便、福岡-那覇線1往復2便が欠航となった。
宮古空港には予約変更などのため訪れる人もいたが、JTAとRACは午後2時で、ANAは午後3時でカウンター営業を終了し、空港ターミナルが閉館となった。空港ターミナルは29日は終日閉館となる。
福井県から観光に訪れている男性(29)は「きょう帰る予定だった。欠航を予測して早めに空港へ来たが、あすまで飛ばないと言われ、30日の便に変更した。台風なので仕方ないが、仕事に支障を来すので、顧客に電話をして日程などの調整をしている」と語った。
海の便も台風接近の影響で28日、宮古島と多良間島を結ぶ多良間海運、宮古島と大神島を結ぶ大神海運のフェリーがいずれも全便欠航した。29日も全便欠航となる。
29日に入港を予定していた国際クルーズ船「サンプリンセス号」と「スーパースタージェミナイ号」も入港キャンセルが決まっている。