宮古、16時間暴風域/台風24号
鏡原で最大瞬間39・6メートル
大型で非常に強い台風24号は28日午後9時ごろから、29日午後1時ごろまでの約16時間、宮古島地方を暴風域に巻き込みながら北上し、次第に遠ざかっている。宮古島では26日午前5時56分ごろ、平良鏡原(宮古空港)で最大瞬間風速39・6メートル(北北西の風)を観測した。宮古島地方気象台は28日午前10時36分に宮古島地方に暴風警報を発表し、非常に強い風に厳重な警戒を呼び掛けた。暴風警報は29日午後3時6分に解除された。台風によるけが人などは報告されていない。宮古島地方は30日未明(午前0~3時)に強風域から抜ける見込み。
台風24号は29日午前5時ごろ、宮古島地方に最接近した。
29日午後3時までの24時間降水量は多いところ(城辺新城)で173・5ミリを観測。平良下里(宮古島地方気象台)では同日午前3時32分までの1時間に27ミリの降水量を観測した。
宮古島地方の沿岸海域は30日、台風が遠ざかっても、うねりを伴い波の高さが7メートルと大しけが続く見込みで、同気象台は30日明け方まで波浪警報を継続し、その後は注意報に切り替える見込み。
同気象台と宮古島海上保安部は、台風24号が遠ざかりつつあっても、ビーチなど海岸では、うねりなどによる高波の恐れがあるため、十分警戒するよう呼び掛けている。