保革の差大幅縮小/県知事選宮古票 2353票差に
30日に投開票が行われた県知事選挙における宮古島市の保革の得票数は4年前の前回選挙に比べ、大幅に縮小した。
前回知事選の宮古におけるそれぞれの獲得票は、保守票が仲井真弘多氏と最多の票を獲得した現衆議院議員の下地幹郎氏を合わせて約18000票で、故翁長雄志前知事の6800票を約1万1200票上回っていた。
しかし、今回選挙では保守系の佐喜真氏が1万3314票。翁長県政の継承を掲げ当選した玉城デニー氏は1万961票を獲得。その票差は一気に2353票差にまで縮まった。
佐喜真氏の敗戦を受けたインタビューで、「沖縄の未来をひらく県民の会」宮古支部の下地敏彦支部長は「宮古では佐喜真さんに期待を寄せる声が多かったので、どういう結果になるか見てみたい」と話していた。
一方の玉城選挙対策本部「平和・誇りある豊かさを!ひやみかちうまんちゅの会」宮古支部の亀濱玲子共同代表はこれまでの取材に「今回選挙は十分に勝負になっていると思う。票差は確実に縮められる」と自信を見せていた。
結果的に投票率が3ポイントほど低かったが、保守票は前回から約5000票目減りし、逆に革新票は約4000票増えた。