市が完成予想図公表/市総合庁舎
市長「島の中心拠点に」
宮古島市(下地敏彦市長)は1日、2021年度に開庁を目指す市総合庁舎の完成予想図を公表するとともに、今後のスケジュールについても発表した。公表された総合庁舎の予想図はシンプルなデザインで、保健センターを併設。正面玄関近くには路線バスが運行するバス停留所も設けられている。下地市長は「建物のイメージもこうして公表できた。新しい宮古島市の街づくりの中心拠点になることを期待している」と述べた。
さらに、下地市長は「宮古島はこの庁舎を中心に総合的な開発を進めていかないといけない。新しい港、そして島の中心に位置する総合庁舎を含めて街づくりの拠点になれば良いと思う」と話した。
整備概要は、敷地面積が約3万7000平方㍍。建築面積は約7758平方㍍。延べ床面積は約2万211平方㍍となっている。
構造は、鉄筋コンクリート造りの3階建てで保健センターを併設。駐車スペースは、来庁者用と公用車用がそれぞれ約200台となっている。
1階の総合窓口について、長濱政治副市長は「市民をたらい回しにしないよう、住民票とか印鑑登録などもワンストップで窓口で完結する事務の流れを現在構築している」と述べた。
今後のスケジュールについて、振興開発プロジェクト局は「年度内の工事発注を目指して作業を進めている。来年3月定例会には契約議案を提案したい」と述べた。
敷地面積に占める国有地の面積は、約9割となっており、市では、売買契約を年明け1月にも結びたいとしている。