歌の力で心一つに/宮古高校
創立90周年祝し合唱祭
宮古高校(平良智枝子校長)の創立90周年を記念する合唱祭が3日、マティダ市民劇場で開かれ、約810人の生徒が縦割り班や学級別の合唱で男女のハーモニーを響かせた。最高賞は2年7組が受賞した。
合唱祭は3年に1度開いている。歌の力で団結力を深め、学校の活性化につなげることが狙いだ。今年は創立90周年を記念した。
開会式で平良校長は「歌の練習を通して豊かな感性が培われたと思う。幸せな人生を送るためにも、歌を自分のそばに置いて歩みを進めてほしい」と話した。
合唱は課題曲の発表から行われ、1~3年の縦割り班が校歌を歌った。審査の結果、この部門の「団結賞」は7組が受賞した。
自由曲では21学級が自慢の合唱を披露した。最高賞の2年7組は「SEKAI NO OWARI」の「RAIN」を発表。会場全体に心地よく響く男女のハーモニーが抜群で、松川瑠希君の指揮に合わせて歌の強弱も巧みに表現した。
2年7組は最高賞のほかベスト指揮者賞(松川君)、ベスト伴奏者賞(平良由依さん)、団結賞も獲得し、縦割り班の団結賞と合わせて5冠を飾った。
指揮を執った松川君は「みんな歌えば歌うほど合唱が良くなっていった。指揮をしていて本当に楽しかった。発表を終えて優勝できるんじゃないかと思った」と納得の合唱を誇った。
最高賞受賞学級には12月の式典で歌う特典が与えられた。松川君は「万全な状態で最高のパフォーマンスを見せたい」と意欲的だった。