直撃回避も生活影響/台風25号
食料品不足、停電も/2週連続に市民うんざり
大型で強い台風25号は、宮古島に4日の午後6~同9時ごろに最接近し、その後次第に遠ざかって5日午前2時ごろには暴風域を抜け、「暴風警報」は午前2時52分に解除された。
2週連続の週末台風は海上交通に影響を与え、食料品など生活物資の不足が現在も続いており、住民生活が日常に戻るにはまだしばらくかかりそうだ。
4日~5日の未明にかけて宮古島と沖縄本島の間を通り抜けた今回台風の最大瞬間風速は、4日の午後5時58分に下地島空港で北北西の風で24・5㍍を観測。さらに同時刻に30・9㍍の最大瞬間風速も同空港で観測した。
3日の午前0時から5日午後4時までの降水量は、下地島空港と市新城で109・5㍉。市下里でも101・0㍉の降水量を観測した。
4日の午前7時1分に暴風警報が発表され今回の台風号は5日の午後4時現在、東シナ海を北に進み、宮古島地方からは遠ざかっている。
しかし、沿岸の海域はしけており、しけや波の高い状態は6日の夕方まで続く見込みとなっている。
6日の予想される波の高さはうねりを伴って4㍍となっており、同気象台では高波には十分に注意するよう呼び掛けている。
今回の台風の影響で最大180世帯が停電となったが、5日の午前6時ごろまでには全面復旧となった。