多良間島の魅力を発信/リピーター受け入れ協議会開催
【多良間】多良間村リピーター向けツアー受け入れに向けた協議会(主催・しまのわ・プロモーションうるま共同企業体)が3日、村役場会議室で行われ、各部落の会長や関係者が参加し、村や県の職員から観光リピーターや移住定住促進事業などの説明を受けた。
協議会では最初に村総務財政課の本村聖さんが本事業実施の背景について「多良間村人口ビジョン・総合戦略として現状推移による将来予測人口が2060年には791人と予測される」と説明した。そして沖縄観光のリピーター向け、移住者の多様なニーズに対応できる地域の受け入れ体制づくりと移住者も受入れ側も双方にとってメリットがある移住応援活動の基盤づくりに協力を呼びかけた。
県企画部地域・離島課の小橋川卓也さんが「県移住定住促進事業」を説明した。続いて、しまのわ・プロモーションの平田直大代表が、移住定住の全国的な状況について「移住促進は全国的な盛り上がりを見せており、年2回、2万人規模のフェアも実施されている」などと説明した。
多良間島では「離島生活体験ツアー」が11月2日~5日の期間で実施される。応募を募ったところ27組の応募があり、3組が体験ツアーに参加する。
参加者は11月3日に開催される多良間村民運動会に参加し、村民と一緒に大会準備から競技、夜の打ち上げ宴会にも参加し交流を深めることにしている。そのためにも「お客様扱い」ではなく、地域の人のように接して欲しいと参加者に呼びかけた。
この事業は「離島生活体験ツアーを通して多良間島をもっと知ってもらい、多良間島のファンになってもらう。交流人口を増やす」目的で行われる。