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2018年10月9日(火)9:00

最高賞は漢那林さん/なりやまあやぐまつり

子供の部は友利涼さん


一般の部最高賞に当たる「なりやまあやぐ大賞」を受賞した漢那林さん=7日、城辺友利のインギャー

一般の部最高賞に当たる「なりやまあやぐ大賞」を受賞した漢那林さん=7日、城辺友利のインギャー

 第13回「なりやまあやぐまつり」(主催・同まつり実行委員会、共催・友利部落会)が7日、城辺友利のインギャーで行われた。一般の部に78人、子供の部に12人が出場し、なりやまあやぐを歌い上げた。審査の結果、一般の部最高賞の「なりやまあやぐ大賞」は佐良浜出身の漢那林さん(41)、子供の部最高賞の「御神山賞」は平良第一小4年の友利涼さんが受賞した。

 この祭りは、城辺友利で生まれた宮古民謡「なりやまあやぐ」を次世代に継承するとともに、地域の活性化を図ることが狙い。

 開会のあいさつで実行委員会の奥浜健会長は「この祭りが宮古の三線文化の向上に一役買っているとの自負を持って今後も頑張っていきたい」と話し、伝統文化の継承発展を誓った。

 友利の青年が伝統の「みるく口説」、琉球舞踊穂花会宮古舞踊んまてぃだの会友利久美子練舞場が琉舞で花を添えた後、一般の部の本選が始まり、20人が三線演奏と歌声を披露した。

 最高賞の漢那さんは5回目の出場だが、前回は予選落ちに泣いた。悔しくてこの1年は予選突破を目標に稽古に励んだという。

 海上特設ステージに立った漢那さんは、ゆっくりとした三線の旋律に低くて落ち着いた歌声を乗せ、会場の聴衆を魅了した。

 最高賞に漢那さんは「大賞は本当にうれしい」と喜んだ。灯ろうの火に彩られた会場を見渡し、「こんなに素晴らしい場所で歌えるのがこの祭りの魅力。大賞は重い」とかみしめた。

 今後は「伊良部トーガニ祭りや三線コンクールにも挑戦していきたい」と一層の精進を誓っていた。

 子供の部で最高賞の友利さんは「御神山賞を目標にしていたのでうれしい。優しく元気よく上手に歌えたと思う。他の大会でも優勝したい」と笑顔だった。

 結果は次の通り。

 【一般の部】なりやまあやぐ大賞=漢那林▽金志川賞=葉山実音▽インギャー賞=比嘉一詞▽あま井賞=永井則行▽元島賞=平良悠衣
 【子供の部】大賞(御神山賞)=友利涼(平良第一小4年)▽2位=亀川拓人(久松小5年)▽3位=与儀杏珠(平良第一小5年)


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