人権の花咲かそう/狩俣小で植え付け式
12月に開花式 ベゴニアなど120本
「優しい心できれいな花を」-。2018年度「人権の花運動」における植え付け式(主催・市、共催・宮古島人権啓発活動地域ネットワーク協議会)が9日、狩俣小学校(友利健誠校長)で行われた。全校児童35人はベゴニアとインパチェンスそれぞれ60本、合計120本の苗をプランターに植え付けた。児童たちは12月予定の開花式に向けて苗を育てながら、思いやりの心や人に対する優しさ、命の大切さを学んでいく。
主催者を代表して、下地敏彦市長(代読)は「この取り組みを通して、皆さんが思いやりのある優しい気持ちを持った児童になっていくことを願っている」とあいさつした。
また、友利校長も「花を育てることで、友だちに優しくする心がつながる。それがあればいじめもケンカも起きない。みんなで協力してきれいな花を咲かせてほしい」と呼び掛けた。
体育館で行われた植え付け式では、人権擁護委員らが各学年の代表に植え方をアドバイスし、児童たちは苗を丁寧にプランターに植え付けた。
児童を代表して、児童会長の新里奈々さんが「このような機会を与えてくれてうれしい。取り組みを通してみんなで協力し合い、認め合いながら美しい花を咲かせていきたい」と感謝と意気込みを示した。
開花式は12月に同校で行われる予定で、同運動のパネル展示は12月~来年1月上旬ごろに市役所平良庁舎で実施する。
人権の花運動 心身共に健全に育成されるべき幼児および青少年期に子どもが互いに協力し合いながら花を栽培することによって、子どもの情操をより豊かにし、命の大切さや相手への思いやりというような基本的人権の尊重の精神を身につけてもらうのが目的。実施期間は12月まで。