郷友や宮古ファン集う/関東ふるさとまつり
東京で宮古民謡響かせる
【東京支社】第43回関東宮古ふるさとまつり(主催・関東宮古郷友連合会、宮古島市、多良間村)が8日、東京上野公園内の上野水上音楽堂で行われた。首都圏を中心に宮古島市の各郷友会会員や「宮古ファン」など一般参加者約400人が訪れ、三線演奏や宮古民謡などに耳を傾けた。
主催者あいさつで連合会の嵩原信夫会長は「ふるさと宮古島からもたくさんの人が祭りに参加してくれた。大いに交流を深めて楽しんでほしい」と呼び掛けた。
久貝順一秘書広報課長が「島が発展しているのもみなさんのご支援があってこそ」などと下地敏彦市長のあいさつを代読。ふるさと納税の活用方法やエコアイランド宮古島の取り組み状況などの説明もあった。
市議会の佐久本洋介議長は「伊良部大橋が開通して3年になり観光客が大幅に伸びている。関東でみなさんが頑張っていることはわれわれの励みになる」と述べ、乾杯の音頭を取った。
祭りは、多良間郷友会多良間三線友の会の三線演奏から始まり、この後次々と各郷友会の余興が約3時間にわたって繰り広げられた。
会場は、三線の演奏や歌に合わせて踊りだす人もいて大いに盛り上がった。
福里正行事務局長は「今年は天気も良く多くの参加者に恵まれた」と笑顔だった。
開会に先立ち、9月に逝去した関東宮古郷友会の前会長、土井幸子さんの功績をたたえ参加者全員で黙とうを捧げた。