トライ3種目、全員完走/光の村養護学校
宮古島卒業旅行で挑戦
光の村養護学校の「第29回宮古島卒業旅行」の最終種目のラン競技が18日、市陸上競技場を発着点に行われた。参加した同校土佐自然学園と秩父自然学園の生徒合わせて12人がスイム、バイク、ランのトライアスロン3種目に挑戦。全員完走し、自信を胸にゴールテープを切った。
この日は最終種目のランに挑戦。市陸上競技場を発着点に、午前6時30分にスタートした。A、B、C、D、Eの5グループに分かれゴールを目指した。ABCグループの10人は、トライアスロン本大会と同じコースでフルマラソン(42・195キロ)を完走。Dグループの1人が30キロ、Eグループ1人が28キロのコースを走破した。ゴールする生徒たちを、東保育所の園児46人が競技場で迎えた。
ゴールでは保護者や関係者らが、ゴールした生徒一人一人にメダルをかけ頑張りをたたえた。
ゴールした藤原祐斗君(18)は「海がとてもきれいだった。ランは宮古島の景色を楽しみながら走った。足に故障があり、あまり練習できず、この日初めて本番でフルマラソンを走った。ひざに違和感はあったが、楽しく走れた。とにかく目標達成という、強い思いがあって、最後まで楽しみながら走った」と十分な達成感を味わっていた。
バイクとランの競技には宮古島のトライアスロンクラブのメンバーら、延べで約10人が伴走するなど、ボランティアとして卒業旅行を支援した。