華やかな舞台を堪能/宮古民謡協会が芸能祭
保存、継承向け熱唱
宮古民謡協会(渡久山徹会長)の第11回芸能祭「響け みゃーくぬ 唄ごころ」が21日、2部構成でマティダ市民劇場で開催された。同劇場の客席を埋めた観客らは、舞台で披露される宮古民謡や賛助出演した琉舞などを堪能した。同民謡協会、沖縄宮古民謡協会役員らによる唄と三線、久田流家元久田多嘉子舞踊研究所の門下生らによる琉舞「とうがにあやぐ・大世栄」で華やかに幕を開けた。
渡久山会長「各民謡研究所、民謡教室が日ごろ積んでいる研さんの成果を発表する場と位置付け、会員一同一生懸命舞台を務めるので、終演まで堪能してもらえれば幸い」とあいさつした。
来賓として出席した下地敏彦市長は「この芸能祭は宮古民謡を保存し、後世に継承していく大きな役割を担っている。そのような大きな意義を感じるとともに、宮古民謡や芸能の奥深さを満喫してほしい」と祝辞を述べた。
舞台は久田流根間幸子舞踊研究所による「なりやまあやぐ・めでたい節」が披露されたほか、第2部では久田流澄の会池田千香子舞踊研究所による舞踊「古見ぬ主」、渡久山徹民謡研究所による合唱「御船の親・ヒヤミカチ節」などが披露され、来場者たちを楽しませた。
この芸能祭は7月に開催された宮古民謡コンクール合格者の発表する舞台を兼ねた。