市体協が法人化/施設管理へ体制強化
スポーツ協に名称改め/設立総会開く
宮古島市体育協会(長濱博文会長)は23日午後、市内で一般社団法人設立社員総会を開き、市の体育5施設を指定管理する候補団体としての体制を整えた。代表社員は長濱会長ほか、砂川恵助副会長、宮國敏弘副会長の3人。理事には各競技団体の代表が就いた。来年4月には名称を市スポーツ協会に改めることも決めた。体育施設の指定管理に関する議案は12月市議会定例会に提出される。
市教育委員会は▽市総合体育館▽市陸上競技場▽市民球場▽多目的前福運動場▽多目的屋内運動場-に指定管理制度を導入する方向で準備を進めている。
市体協は昨年5月、指定管理を受けるために法人化の手続きを始めた。12月の評議員会において「設立認可同意書」を議決し、法人設立を申請。今年1月5日に認可を受けている。
9月には事業計画を市教委に提出しており、今月中に指定管理者審査会でプレゼンを実施する予定だ。
この審査会で認められた後、市議会12月定例会に関連議案が上程される。議決を得られれば来年4月からの指定管理が決まる。
社員総会の冒頭、長濱会長は「祝祭日も運営し、市民のニーズに応えたい」と決意を表明し、「公正公平な運営と施設の保守管理を徹底させる」と話して理事らに協力を求めた。
来賓出席した市教委の宮國博教育長は「やると決めてからの体育協会のスピード感は素晴らしい」と法人化の手続きを評価し、「事業計画を踏まえ、議会の中でも指定管理を任せても良いということを言っていけると思う」と述べた。
また、「ぜひ子供たちの育成に力を注ぎ、優秀な選手を育ててほしい」と市のスポーツ振興を期待した。
設立社員総会では、法人化に向けての経緯や体協の名称変更などを認め、法人として新たなスタートを切ることを確認した。
社員総会を終え、長濱会長は「この日を迎えることができてほっとしているというのが実感だ。指定管理を受けることができれば体育施設の祝日開放などで市民や競技者のニーズに応えたい」と重ねて強調した。
法人の代表社員と理事は次の通り。
【代表社員】長濱博文▽砂川恵助▽宮國敏弘
【理事】長濱博文▽砂川恵助▽宮國敏弘▽西里太志▽下地誠亮▽池村清和▽下里勝信▽平良重二▽湧川博昭▽砂川真一郎▽豊見山徹▽多良間雅之▽仲間智▽宮國裕寿▽狩俣典昭▽平良剛俊▽村上健輔▽濱川泰成▽川満秀盛▽下地睦夫▽砂川宗雄▽平良正樹▽仲宗根浩司▽可部裕文