啓発用看板を再設置/海上保安協支部
「海のもしもは118番」
海上保安庁緊急通報用番号「118番」の普及を目的に、海上保安協会沖縄宮古支部(新垣盛雄支部長)はこのほど、老朽化した3カ所の啓発用看板を再設置した。同支部と宮古島海上保安部、宮古島漁協の関係者らが25日、荷川取漁港入り口で除幕式を行い、市民への普及に期待を込めた。
118番は、海難や密輸・密航などの事犯に迅速・的確に対応するため、2000年5月から始まったシステム。07年4月からは通報時に位置情報通知を受信し、通報者の所在位置が把握できるシステムが導入されている。
同協会宮古支部は、海上保安思想の普及および海難防止に関する業務の協力などを目的に発足。現在64社、14個人で構成されている。今回は同漁港のほか、平良港布干堂船だまり入り口、東平安名崎駐車場もリニューアルした。
新垣支部長は「経年劣化した3カ所の看板の整備を終えることができた。118番通報で迅速な救助活動に役立てていただきたい。引き続き残りの看板にも継続した更新整備を行いたい」と述べた。
同保安部の山戸義勝部長は「啓発用の看板をリニューアルして頂けたことは、迅速な業務の遂行に非常に有益なこと。期待に応えるべく、これまで以上に気を引き締めて業務に当たる」と感謝した。
118番通報は、1月1日~10月24日の期間で第11管区海上保安本部に5585件あった。